産後に象の足のようになってしまう辛いむくみ。
そんな産後のママの足のむくみが落ち着くまでの期間について解説しています。
この象の足はいつがピークなの?
足のむくみは産後2日目がピークという人が多いようね
象の足のようなむくみはいつまで続くの?
2週間程度で落ち着くママがほとんどよ
「膝から下がパンパン」「象の足のようだ」と産後のむくみが気になっているママは多いはず。
象の足のようにパンパンになる産後のむくみのピークや、どのくらいの期間続くのかなど、ママの体験を調査してきました。
むくみの原因や対策まで紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
産後の足のむくみ期間についてみていきましょう。
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産後の足のむくみ・象の足はいつまで?
産後の足のむくみが落ち着くまでの期間を調査しました。
象の足のようにパンパンになったむくみは、2週間程度で落ち着くママが多いようです。
ただし、産後の体重や身体が元に戻る期間に個人差があるように、むくみが落ち着くまでの期間も個人差があります。
徐々にむくみは取れてくるので、1ヵ月検診までに落ち着いていれば心配ないでしょう。
1ヵ月経ってもむくみがとれない場合や、片足だけが異常にむくんでいるなど気になる症状がある場合は、産婦人科に相談してみてくださいね。
ママの体験談をみてみましょう。
1週~2週目までが多数
1週間弱でむくみが取れた
1週間半で完全にむくみ解消
2週間でむくみ解消
ママの体験を調査してみると、産後1週~2週目で落ち着いたママが多数でした。
赤ちゃんや胎盤、羊水が身体から出たのに産後直後は体重が減らず、むくみが取れるのと同時に体重も減ってきたという声も。
3週~1ヶ月目までという人も
2~3週間でむくみが取れた
1ヵ月程度足のむくみ続いた
やはり、むくみが落ち着く時期は個人差があるので、なかには3週間~1ヵ月程度むくみが続く場合もあるようです。
ただし、徐々に落ち着いてくるので過度に心配する必要はないでしょう。
1ヵ月検診でママの身体も診てもらえるので、気になることがあれば無理せずに産婦人科に相談してみてくださいね。
帝王切開後はむくみやすい
帝王切開後の足のむくみは1か月程で解消
帝王切開の場合は、自然分娩に比べてむくみやすいといわれています。
むくみやすくなる理由は以下の3つ
- 出産後の安静にしている時間が長くなる
- 手術の刺激で、血管外に水分が出ていきやすくなる
- 安静状態での点滴による水分バランスの乱れ
痛みが治まり医師からの許可が出たら、少しずつ動くようにしましょう。
動けるようになると、むくみも徐々に治まっていきますよ。
産後の足のむくみ・象の足のピークはいつ?
個人差もありますが、象の足のようなむくみのピークは産後2~4日目というママが多いようです。
ピークを過ぎるとむくみの症状が落ち着いていく傾向にあります。
ママの体験談をみていきましょう。
2日から4日目がピークという人が多い
産後4、5日目がピーク
産後2日目がピーク
産後2~4日目にむくみがピークになるママの体験談が多くありました。
普段や妊娠時にむくむ症状がなくても、出産後むくみが出る場合があります。
出産後むくみが出ても対策できるように、妊娠中に着圧ソックスなど準備しておくといいですね。
産後にむくむ原因をみていきましょう。
産後のむくみの原因とは
そもそもなんで産後にむくむの?
産後むくみやすくなる原因を5つ挙げます。
- 体内の水分量の変化
- ホルモンバランスの変化
- 出産時のリンパ損傷
- 疲労
- 貧血
それぞれ詳しく解説します。
体内の水分量の変化
身体が水分を保とうと働くことがむくむ原因です。
出産後のママの身体は、妊娠中に比べて水分量が一気に低下します。
妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を届けるため、妊娠前の血液量より約1.4倍増加している状態です。しかし、出産後は羊水や血液が一気に出たり、母乳が出始めたりと体内の水分量が一気に低下するため、体が水分を溜め込もうとします。
からだを流れる血液の量は、妊娠前の約1.4倍に! 4000mlから5500mlになり、1500mlも増加します。
出典:妊娠中の体の変化とは?|ムーニー 公式 ユニ・チャーム
出産で子宮に溜め込まれた水分が一気に解放され、それを補おうと必要以上にため込もうとする。
出典:産後の体の変化|ベビースマイル赤ちゃんの健康情報
ホルモンバランスの変化
出産後に女性ホルモンが著しく低下することで、むくみが起きる場合もあります。
場合によっては、更年期のような症状がでることもあるようです。
出産することによって、女性ホルモンは急激に減ってしまい、ホルモンのバランスが大きく変わってしまいます。人によってはホルモンの影響で、更年期に似た症状が現れることもあるほど、ホルモンと身体の不調は密に関係しているのです。
出典:出産後に足がパンパン!むくみが起きる原因と対処法|分娩・出産を最高の瞬間にする産院えらびin横浜市
出産時のリンパ損傷
臨月にむくんでいなくて出産後にむくみが出た人は、出産時のリンパ損傷がむくみの原因になっている場合があります。
出産時に赤ちゃんの頭が産道を通るときに、骨盤内のリンパ節を圧迫させてしまうことが原因です。リンパ液の循環が悪くなり、出産後むくみやすくなります。
分娩に時間がかかったり、双子や赤ちゃんの頭が大きかったりすると起こりやすい症状です。
赤ちゃんが産道を通るとき、鼠径部にあるリンパ節を圧迫してしまうケースがあります。
出典:出産後に足がパンパン!むくみが起きる原因と対処法|分娩・出産を最高の瞬間にする産院えらびin横浜市
ー中略ー
通常のむくみではなく、リンパ液が溜まったリンパ浮腫が起きてしまいます。
疲労
出産後の睡眠不足、育児疲労やストレスは、自律神経の乱れから起きるむくみの原因になります。
また、特に産褥期は安静にしている時間が長く運動不足になりがちです。
さらに、赤ちゃんをあやすために立ちっぱなしや、授乳のために座りっぱなしなど、同じ姿勢の時間が長く続くことがあります。
運動不足や、長時間同じ姿勢は、ふくらはぎの筋肉ポンプが使えずに血液やリンパ液が足に溜まる原因です。
貧血
出産時は大量の出血をするため、貧血になりやすい状態です。
さらに授乳期は、授乳によって赤ちゃんに鉄分を与えるため、ママに必要な鉄分が失われてしまいます。
貧血によって血液量が低下することで、むくみの原因になる場合があります。
次はむくみの対処法をみていきましょう。
産後のむくみの対処法
産後のむくみ対処法を5つ紹介します。
- 血流を良くする
- 身体を温める
- 適度な運動をする
- 飲み物(水分)をしっかり摂る
- 食事に注意する
それぞれ詳しく解説していきましょう。
血流をよくする
足に溜まりがちな血液やリンパ液の流れを良くすることは、むくみ解消に効果的です。
ふくらはぎの筋肉は、血液やリンパ液を下から上に送り出すポンプの役割をしています。
血流を良くしてむくみ対策するためには、ふくらはぎの筋肉を使うことが重要です。
血流を良くする方法を3つ紹介します。
着圧ソックスを履く
履くだけで手軽にむくみ対策ができる着圧ソックスは、忙しいママにおすすめです。
適度な着圧によってふくらはぎのポンプ作用の働きを助けてくれます。
加圧でふくらはぎをサポートすることにより、足に溜まっている血液やリンパ液が押し流されて、むくみ解消に繋がりますよ。
ただし、着用していて足がしびれたり冷たくなってきたりと違和感を感じた場合は、すぐに脱いでください。
強すぎる着圧は血流を悪化させて逆効果になるので、注意しましょう。
マッサージをする
足首から膝に向かってふくらはぎを押し上げながらのマッサージがおすすめです。
下から上に向かって血液を流すイメージでマッサージをしましょう。
ふくらはぎを押し上げるときは息を吐きながら押してみてください。
呼吸が止まると筋肉は緊張しやすくなるので、ゆっくり呼吸をしながらリラックスすることが重要です。
マッサージをする時間がない場合は、お風呂上りにふくらはぎをさすってあげるだけでも良いですよ。
毎日行うことで、徐々にむくみが取れてきます。
血行にいい姿勢を意識する
横になって足を高くする姿勢を意識しましょう。
立ちっぱなしや、座りっぱなしの姿勢が続くと、どうしても重力によって水分が下へ下へと溜まっていきます。
出産直後は安静が必要な時期でもあるので横になって、足の下にクッションや枕を置いて足を上げた姿勢を積極的につくりましょう。
体をあたためる
身体を温めると血管やリンパ管が広がり、血液やリンパ液の流れが良くなります。
40度程度の湯船に浸かり身体を温めることがおすすめです。
また、ホットタオルでふくらはぎやむくみが気になる箇所を温めてマッサージすると、さらに血行促進が期待できます。
ホットタオルは、タオルを濡らしてクルクル巻いた後、サランラップを巻いて500~600Wの電子レンジで30秒~1分温めると完成です。手軽に作ることができますね。
適度な運動をする
産後1ヵ月を過ぎた頃から少しずつ運動をしましょう。
まだまだ無理は禁物なので、ストレッチなど無理のない範囲から始めてくださいね。
産褥期にも実践できる足首やふくらはぎの簡単なストレッチを紹介します。
長座の姿勢または仰向けの姿勢で行いましょう。
足指の間を大きく広げてパーにする、閉じてグーにするを繰り返す
足首を内回し、外回しそれぞれ数回まわす
- つま先を自分のほうに近づけて、息を吐きながらかかとを押し出す(足の甲をすねに近づけるイメージ)
- 息を吸いながら元の位置に戻す
- 息を吐きながら、つま先を自分から遠ざけていく(足の甲を伸ばす)
- 息を吸いながら元の位置に戻す
飲み物(水分)をしっかりとる
むくみがあるときは、こまめに水分を摂ることが大切です。
「むくんでいるから水分を摂らない方がいい」と考えてしまいがちですが、水分摂取が足りないとさらに水分を身体に溜め込みむくみを悪化させる恐れがあります。
出産後のむくみは、ノンカフェインのお茶がおすすめです。
水や白湯ももちろん良いですが、お茶は種類によってリラックス効果やデトックス効果が期待でき、味が付いているため飽きずに飲めます。
ノンカフェインのルイボスティーやコーン茶、黒豆茶などがおすすめ。
1日数回に分けてこまめに飲むことで、循環が良くなりむくみ解消に効果的です。
たとえば、起床後、食事前、お風呂の前後、寝る前など飲むタイミングを決めておくと良いでしょう。
カフェインの入っているお茶やコーヒー、紅茶などは、利尿作用が強く逆にむくみの原因になる可能性があるため注意してください。
食事に注意する
産後のむくみ解消は、食事を見直すことも重要です。
食事を見直すポイントを3つ挙げます。
- 塩分の摂り過ぎに注意する
- カリウムの多い食品を積極的に食べる
- 貧血予防のため鉄分を摂る
塩分の摂り過ぎに注意する
塩分は摂り過ぎるとむくみの原因になります。
インスタント食品や加工食品、お惣菜は濃い味のものが多いです。
味が濃いものが好きな方は、食事の見直しをしてください。
たとえば、インスタント食品を食べる場合は麺類の汁を残したり、味噌汁の味噌を入れる量を8割にしたりと少しの工夫で塩分を抑えることができます。
カリウムの多い食品を積極的に食べる
カリウムは体内の余分な水分を外に排出させる働きがあるので積極的に摂りましょう。
カリウムが多い食材:野菜類、海藻類、きのこ、いも類、納豆、くだもの(特にバナナがおすすめ)
貧血予防のために鉄分を摂る
貧血予防のため鉄分を意識して摂ることも大切です。
鉄分は動物性の「ヘム鉄」と植物性の「非ヘム鉄」の2種類あります。
鉄の吸収率は非ヘム鉄に比べてヘム鉄の方が良いため、動物性のヘム鉄を積極的に摂りましょう。
ビタミンCやたんぱく質を一緒に摂ることで、さらに吸収率がUPしますよ。
鉄分が多い食材
ヘム鉄 | レバー、赤身肉、カツオ、卵、あさり、牡蠣など |
非ヘム鉄 | ほうれん草、小松菜、枝豆、ひじき、大豆など |
ビタミンCが多い食材 | キウイフルーツ、イチゴ、オレンジ、ピーマン、ブロッコリーなど |
たんぱく質が多い食材 | 肉類、魚類、卵、大豆、大豆食品(納豆、豆腐、豆乳など)、牛乳、乳製品 |
産後の足のむくみ・象の足はいつまで?まとめ
この記事では
産後の象のような足のむくみはいつまで続くのか?
ピークはどれくらいなのか?
といった疑問についてママの体験談をもとに解説してきました。
足のむくみは産後2~4日目をピークに徐々に軽減し、2週間程度で落ち着くママが多いようです。
しかし、体質や出産方法によって個人差があります。
ただ、普段や妊娠中にむくみを感じなかった人でも産後のむくみが起きる場合が多いため、産後すぐ対策ができるように着圧ソックスなど準備しておくと良いですね。
象の足のようにむくんでも過度に心配せず、今回紹介したむくみ対処法を試してみてくださいね。
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