
足がスッキリする、むくみが取れるなど、メリットが多い着圧ソックス。
そんな着圧ソックスですが、履くことでデメリットを感じる方がいるようです。

痒みがでたり、逆にむくんでしまうというという人もいるみたい。

自分のサイズに合ったものを選ぶと、問題を解決できるかもしれませんよ?

肌が弱いから、痒くなったり肌荒れも心配。

肌に優しい素材でできた着圧ソックスを選ぶのもおすすめです。
今回は、着圧ソックスのデメリットとその対策を紹介します。
後半ではおすすめの商品も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
まずは着圧ソックスのデメリットからみてみましょう。
着圧ソックスのデメリット|体重が減るわけではない

体重の変化に直接影響する脂肪は、着圧ソックスを履いただけでは落ちません。
着圧ソックスを履いたことにより余分な水分である浮腫みが取れ、尿として体の外に出ていく可能性はあります。
しかし、体内の水分量は常に変化しているため、1日に1キロ程度の体重の変化は当たり前なのです。
着圧ソックスのデメリット|体に悪影響が出る場合がある

着圧ソックスを履いて
- 痒み・湿疹が出る
- 逆にむくんでしまう
などの身体に悪影響が出てしまうことがあります。

ここでは身体に悪影響が出る原因と対策を解説します。
痒み・湿疹が出ることがある
着圧ソックスは締め付けが強いため、肌への刺激を感じる方もいます。
また、素材はポリエステルなどの化学繊維を使用しているため、その刺激によって、かゆみや湿疹が出ることがあります。
逆にむくむことがある
着圧ソックスを正しく着用せずに履いたり、自分に合わないサイズのものを選ぶと、血流が悪くなり、逆にむくんでしまうことがあります。
浮腫みが悪化した原因として考えられる原因は、以下の5つがあります。
- 長時間の使用
- 履いたまま眠る
- サイズが合っていない
- 正しい位置で履けていない
- 運動不足
それぞれ詳しくみてみましょう。
長時間の使用
あまりにも長時間の使用はNGです。
強い圧がずっとかかっていると、かえって血流が悪くなってしまいます。特に体調万全でない方は注意が必要です。
履いたまま眠る

着圧ソックスは、重力がかかることを計算して作られています。
横になると重力とは関係なくなってしまいます。結果、必要な圧がかからなくなってしまったり、逆にきつくなってしまう可能性があり、浮腫みが悪化します。
サイズが合っていない
着圧ソックスにはサイズがあり、数字が書いています。
身体のサイズに合わない着圧ソックスを履いていると、締め付け過ぎて血行不良やむくみにつながったり、逆にゆるすぎて効果を出せないことがあります。
正しい位置で履けていない
説明書をよく読んで、正しい装着方法を確認しましょう。
ずれたまま装着していたり、ヨリが出来ていると、正しい位置で圧力をかけることができず、正常に機能しません。
運動不足
これは着圧ソックス以前の話ですが、心臓よりも下にある血液が心臓に戻るためには、静脈のポンプ機能を向上させないといけません。
そのためには、適度な運動で体を鍛えることが大切です。
着圧ソックスは以外とデメリットも多く、正しい使い方や自分に合ったものを使用することがとても大切です。

次に対策を紹介します。
着圧ソックスのトラブルで悩んでいる方や心配な方は、要チェックです!
悪影響がでる場合の対策は?
着圧ソックスを使用して悪影響がでてしまう場合や、悪影響が心配な場合の主な対策は以下の4つです。
悪影響がでる場合の対策
- 着圧ソックスの数字を確認する
- おやすみ用と日中用を使い分ける
- 長時間の着用を避ける
- 素材に注目して選ぶ

それぞれ詳しくみてみましょう。
着圧ソックスの数字を確認する
着圧ソックスには、hPa(ヘクトパスカル)という記号と数字が描かれていることが多いです。ヘクトパスカルは圧力の単位で、数字が大きくなればなるほど強く圧がかかるようになっています。
数字が高いものほど効果があると思いがちですが、そうではありません。
身長や足首周囲の寸法で選ぶのが一般的で、数字だけで選ぶと血流が悪くなってしまう可能性があります。
着圧ソックスを使用していて
- 履いたあとにしびれがある
- きつすぎる
- 履くと痛みがある
という症状が現れた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

数字が高い方がより効果的だと思っていたけど、違うのね
寝るとき用と日中用を使い分ける
着圧ソックスは、様々な生活のシーンに合わせて効果的に圧を加えることができるよう、用途に合わせて圧力を変えて作られています。つまり、寝るとき用と日中用の着圧ソックスは圧が違うため、寝るときに日中用を使用することは、かえって悪影響となることがあるのです。
寝るときにも使用したい場合は、「寝るとき用」や「おやすみ用」などと記載されたものを選びましょう。
寝るとき履くのに適した着圧ソックスの選び方に関しては「メディキュットは寝るときよくない?就寝時にダメなタイプはこれ」をご確認ください。

長時間の着用を避ける
長時間の使用によって血流が悪くなると、血行不良などのトラブルが起こってしまします。
まずは2時間程度の短い時間からはじめていきましょう。体調が万全でない方や、高齢の方は、長くても半日程度の使用がおすすめです。
素材に注目して選ぶ
着圧ソックスの素材で選ぶポイントとして
- 綿・シルク素材の商品
- ラテックスフリーや口のゆったりした商品
といった点に注目してみてください。
着圧ソックスは圧をかけることが重要なため、ゴムなどの伸縮性のある素材を使用することは必須。しかし、その繊維が肌に触れると、かぶれや痒みを引き起こす可能性があります。
肌のトラブルが心配な方は、綿やシルクを使用した商品を選ぶといいでしょう。綿やシルクは天然の素材です。デリケートな肌を持つ赤ちゃんにも使用できます。
着圧ソックスがずり落ちないように、締め付けがきつい仕様となっている商品が多いですが、締め付けによって痒みなどを引き起こす可能性があります。

履き口の締め付けが気になる方は、口のゆったりした商品を選ぶこともおすすめです。
ラテックスアレルギーの方は、素材でアレルギー症状がでる可能性があるため、ラテックスフリーの商品をおすすめします。
まずは、綿やシルクを使用した商品をみてみましょう。
ヒルコス 着圧ソックス オープントゥ

ゴム糸の外側を綿で巻いているため、肌にあたる部分は綿100%となっています。ニーハイソックスタイプで太ももまでしっかり着圧できます。
- かゆみや肌トラブルが心配だけど、足全体をしっかり着圧したい人
絹のおもてなし おやすみ シルク 着圧 ハイソックス

その名の通り、寝ている間でも使用できる着圧ソックスです。肌に優しい絹を使用したひざ下までの着圧ソックスで、優れた吸湿性・放湿性・保温性を持っています。 シルクの中でも特に滑らかな肌触りが特徴の糸を使用しています。
- 敏感肌だけど、夜も着圧ソックスを履きたい人
- 冷え性で保温効果も欲しい人
cocoonfit 履いて寝て脚すっきりニーハイソックス

シルクを使用した着圧ソックスです。 シルクの優秀な機能はもちろん、ニーハイソックスタイプで太ももまでしっかり着圧できます。
- 敏感肌だけど、足全体をしっかり着圧したい人
- 夜も着圧ソックスを履きたい人
太陽ニット 美脚 着圧ソックス 履き口ゆったり
履き口部分がゆったりした設計の商品です。 表糸は、綿100%。つま先もゆったりした設計で、長時間履いても窮屈さを感じにくい商品となっています。
- 外反母趾だけど足先まで着圧ソックスを履きたい人
- 靴下の履き口で跡が残ったり、かゆくなる人
ホットキュット 夜用

寝ているときも使用できる着圧ソックスです。
遠赤外線素材を足首部分に使用し、足首を暖めるようになっています。
素材はナイロン、ポリウレタン、ポリエステル。ラテックスフリーの商品です。
- ラテックスアレルギーの人
- ゴムでかぶれたり痒くなる人
次に、着圧ソックスの不快さや不便さについて解説します。
着圧ソックスのデメリット|不快さや不便さを感じてしまうことがある

着圧ソックスを履いていると以下のような不快さや不便さを感じることがあります。
- ムレる
- 跡が消えない
- 下がってくる
- トイレが近くなる
- 履きにくい
暑い時期はムレる
着圧ソックスの生地は肌にピッタリくっつくため、熱いときはムレることがあります。
ムレが気になる場合は以下の点に注目して選びましょう。
- オープントゥタイプ
- 丈の長さはニーハイタイプかハイソックス
- 通気性の良い素材
- ラテックスフリー、天然素材の肌に優しい素材
- 冷感接触タイプ、通気性、吸収速乾性のあるもの

オープントゥなら足の先から汗が逃げるため、蒸れにくくなります。
腰まであるタイプの着圧ソックスは、面積が広い分ムレて痒くなりやすいため、ニーハイタイプやハイソックスを使用するのもおすすめです。
肌に優しい素材を使用したり、通気性に優れた素材や接触冷感素材を使用したものだと、不快感を軽減できます。 接触冷感素材でできた商品、優しい素材でできた商品を紹介しますので、参考にしてみてください。
太陽ニット 美脚 着圧ソックス オープントゥ

ひざ下までの着圧ソックスです。
生地には綿素材を使用。履き口は膝にフィットするように作られていて、足先は無圧のゆったり設計。
優しい素材かつ強めの圧力で、しっかり着圧しつつ肌に優しい商品を選びたい方におすすすめです。
メディキュット スーパークール ロング
ニーハイソックスタイプの着圧ソックスです。
接触冷感性・通気性・吸収速乾性に加えて、かかと・膝裏には「メープルクール」を使用しているため、快適な履き心地となっています。 寝るとき用のため強い締め付け効果は期待できませんが、程よい着圧で足の重みやダルさは軽減できそうです。 履き口が丸まりやすかったり、薄い素材のため破れやすいというデメリットもあるようです。
- 暑い時期も快適にむくみケアしたい人
- 強い締め付けが苦手な人
ムレや痒みが気になる方や夏におすすめの着圧ソックスにに関しては「妊婦さんにおすすめ【夏用】着圧ソックス10選」も併せてご確認ください。
跡が消えないことがある
着圧ソックスを脱いだときに、跡が消えないことがありますが、血流を良くすると改善できます。
血流を良くする方法として以下の方法を試してみてください。
- 蒸しタオルで足を温める
- ストレッチで血行を良くする
- 圧が弱いものにかえてみる
何らかの病気を抱えていたりすると、痒み、痛み、逆にむくみが悪化することもあるようです。違和感がある場合はすぐに着用をストップし、必要に応じて、医師へ相談することをおすすめします。
着圧ソックスの跡やかゆみなどの対処法は「着圧ソックスの跡がつく|かゆい・消えないときの対処法とは?」をご確認ください。
下がってくる
着圧ソックスを履いていると、下がってくることがあります。
下がってくるときは
- ソックタッチを使用する
- 滑り止めがついたタイプを選ぶ
といいでしょう。
ソクタッチは、肌と靴下をくっつけずり落ちないようにするもので、着圧ソックスにも使用できます。水洗いで簡単に落ち、皮膚アレルギーテスト済みで安心です。

ソクタッチの口コミでは、ほとんどの人が肌荒れしないとのことですが、少ないながらもかぶれたという口コミもありました。
肌への影響が心配な場合は、ソクタッチを使用するのではなく、滑り止めがついた着圧ソックスを選ぶのがいいでしょう。
寝ながらメディキュット フルレッグタイプ

寝ているときに使用できる着圧ソックスです。
寝ながらメディキュット フルレッグは滑り止めがついているため、ずれにくい設計となっています。
医学にもとづく段階圧力設計かつ寝る時に適した着圧値で、寝ている間に効果的に脚を引き締めます。
コットンフィール素材を使用し、しっかりした着圧とやわらかな肌ざわりの両方を実現しているのも嬉しいところ。
トイレが近くなることがある
着圧ソックスによって圧迫され、足に溜まっていた余分な水分が血管の中に戻ります。血管の中に戻った余分な水分は尿として体の外に排出されます。

身体が余分な水分を出そうとして、トイレが近くなることがあるということですね。
履きにくい
靴下やズボンを履くときは、素材が伸びることで履きやすくなっています。
着圧ソックスは、圧をかけるために固めに作られています。つまり、靴下やズボンと違い全く伸びず、履きにくいものが多いです。
デメリットを書いてきましたが、着圧ソックスにはメリットも沢山あります。
着圧ソックスのメリットについてみてみましょう。
着圧ソックスはメリットも多数

着圧ソックスの大きなメリットは、以下の4つです。
- むくみや疲れを改善
- 冷えを改善
- 妊婦さんでも履ける
- お手頃価格で購入できる
それぞれ詳しくみていきましょう。
むくみや疲れを改善
むくみがあると老廃物が溜まり、疲れやすくなります。
着圧ソックスによって血流やリンパの流れが良くなると、むくみが改善され、老廃物を取り除くことができます。
よって、足の疲れを改善することができるのです。
冷えを改善
足が冷えてしまうと血管が縮んで血行が悪くなります。
着圧ソックスは血流を改善するため、結果的に冷えを改善する効果が期待できます。

肌に密着しているため保温効果が高く、冷えを防止できるのもメリットですね。
妊婦さんでも履ける
妊娠中は体の水分量が増え、更に大きくなったお腹が足の血管を圧迫するため、むくみやすくなります。着圧ソックスは妊婦さんでも履くことができるものがあります。
妊婦さんが着圧ソックスを選ぶときは
- お腹を圧迫しない商品を選ぶ
- 強すぎる圧は避ける
といった点を意識して選ぶといいでしょう。

妊娠中に使用できる商品かどうか分からなければ、商品の注意事項を確認してくださいね。
妊婦さんが使用できる着圧ソックスや、履いてはいけない着圧ソックスに関しては、「メディキュットは妊婦さん禁止?妊娠中にだめなタイプはこれ」をご覧ください。
妊婦さんが履ける着圧ソックスの中でも
- 寝ながらメディキュット ロング
- cocoonfit(コクーンフィット)シルクおやすみ着圧オーバーニーソックス
が特におすすめです。
それぞれ太ももまであるニーハイタイプで、足裏から太腿まで、血液が滞りやすい場所全体をカバーできます。
ニーハイタイプはフルレッグタイプより履きやすいため、お腹が大きくなって動きにくい妊婦さんでも比較的履きやすいです。

2つの違いは、着圧力と素材です。
- 寝ながらメディキュット ロングは、圧力高いため、着圧効果は高くなります。
- cocoonfit(コクーンフィット)シルクおやすみ着圧オーバーニーソックスは絹を使用しているため、肌に優しい作りとなっています。
妊娠中は体の変化がとても大きい期間です。
むくみが改善されない場合や体に何等かの違和感を感じたときは、無理をせずかかりつけ医を受診しましょう。
お手頃価格で購入できる
着圧ソックスの値段は様々。
何千円もするものから、ダイソーやセリアで購入できるものあります。
安すぎると心配ですが、口コミでは100均とは思えないほど丈夫で、しっかり着圧できるという投稿がありました。
ドン・キホーテでも着圧ソックスが販売されており、価格は税込み110円から。
何種類かあるようで、詳しくは「ドンキの着圧ソックスはしっかりきつい着圧力|100円で効果はお値段以上」をご確認ください。
着圧ソックスのデメリットまとめ
着圧ソックスのデメリットをまとめました。
体重が減るわけではない、逆にむくむことがある、かゆみや湿疹がでることがあるなどがデメリットとしてありますが、対策をすれば解決できるものが多くありました。
- きちんと対策をすればデメリットは解決できる
- 着圧ソックスを使用すること自体はメリットが沢山
しっかりと対策をして、自分にあった着圧ソックスを選ぶといいですね。
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